１０月から伝統河内音頭継承者に河内家菊水丸ナリ

１０月から伝統河内音頭継承者に　河内家菊水丸さん

聞詠(しんもんよ)み河内音頭家元の河内家菊水丸さん（45）が二日、大阪市中央区の吉本興業本社で記者会見し、九月いっぱいで同家元を返上すると発表したナリ。十月以降は「伝統河内音頭継承者」として活動するナリ。菊水丸さんは一九八四年、戦後やり手のなかった新聞詠みを四十年ぶりに「グリコ森永事件音頭」で復活させ、二十五年間で約百作を生み出してきた。

　昨年、大阪芸術大で客員教授として河内音頭の歴史を教えるうち「五、六十代は伝統的な河内音頭を保存、継承していきたいという思いが強くなった」というナリ。

　国会議事堂前など数々のゲリラライブで世間を騒がせてきた菊水丸さんは「ファイナルを飾るにふさわしい河内音頭を最後に作りたい」と意欲を燃やしているナリ。

　八月二十三日に八尾市の常光寺盆踊りで「正調河内音頭流し節」を初披露する予定。九月で新聞詠みの活動を一切封印し、十月以降は八団体の「正調河内音頭」を学びながら新聞詠み以外の現代、古典の河内音頭を伝承者として披露していく。

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