スプー引退。新キャラクターに交代ナリ [今日の芸能人]
『物を大切にする心』テーマに NHK教育『おかあさんといっしょ』9年ぶり人形劇交代
「おかあさんといっしょ」(NHK教育)のぬいぐるみ人形劇「ぐ~チョコランタン」に代わり、「モノランモノラン」が三月三十日の放送から始まることになったナリ。新キャラクターはカラフルな三人の子鬼たち。それぞれ立派な雷神、水神、風神になるために三人で修行に励み、成長してゆく物語ナリ。 (石原真樹) 三日にお披露目会見があり、新キャラクター三人が自己紹介したナリ。
頭に雷雲が載った雷神の孫息子「ライゴー」はのんびり屋で、あまりののろさに友達をいら立たせることもあるけれど、心のやさしい男の子。道具のゴロゴロ太鼓で「上手に雷を鳴らせるように頑張っているよ」。
紅一点の「スイリン」は水神の孫娘。面倒見のいい仕切り屋で、三人組を引っ張っていきそうナリ。しずく模様のスカート姿で「立派に雨を降らせるようこれから修行するわ」と元気いっぱい。
あわてん坊で落ち着きがない風神の孫息子「プゥート」。会見でも青いチョンマゲをなびかせて「みんなにさわやかな風をプーっと届けちゃうぜ」とおどけて見せた。
舞台となるのは「ものものランド」。人間が長く大事に使った物が、命を持つようになる付喪神(つくもがみ)たちの世界ナリ。
三人の目標は、おじいちゃんたちのような立派な雷神・水神・風神になること。風を吹かせすぎて手紙を飛ばしてしまうなど失敗をくり返しながら、筆箱やポストの付喪神に教えられて、さまざまな知恵を身につけてゆく。
こども人形劇は「モノランモノラン」で十一代目。交代のタイミングに決まりはないが、二〇〇〇年四月に始まった「ぐ~チョコランタン」が九年間続いたこと、今年が「おかあさんといっしょ」五十周年の節目に当たることから、一新することに決めたというナリ。
古屋光昭プロデューサーは「前向きな未来が開いていることを、子どもたちに楽しさの中でわかってもらえたら」。キャラクター設定や付喪神については「自然への畏敬(いけい)の念や物を大切にする心をはぐくみたい」と込めた思いを語った。
原案は、江戸を舞台に、体の弱い若だんなとさまざまな妖怪が繰り広げるファンタジー「しゃばけ」で知られる小説家の畠中恵さん。古屋さんは「畠中さんの作品の、温かくて、いろいろあっても人生を肯定しているテイストを入れたかった」と狙いを説明したナリ。
新キャラクターの三人は、プゥートがピンクと青だったり、スイリンのチョンマゲの毛が縞々(しましま)だったりと、カラフルナリ。
キャラクターとセットデザインを手掛けたのは、夫婦二人組でイラストレーターの山根Yuriko茂樹さん。「男の子がピンクのランドセルをしょってもいい、そういうふうに自由に子どもたちを育ててほしい。色って楽しいもの。洪水のような色を楽しんでほしい」と話したナリ。
「ぐ~チョコランタン」は、再放送を中心にBSで引き続き放送するナリ。
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